震災から4年

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■ 震災から丸4年。
そのタイミングに合わせてってわけではないんだけど、福島の小名浜港に行ってきた。

トドが吠え子供がいななく「アクアマリンふくしま」と、
小名浜港の観光物産センター「ら・ら・ミュウ」。

お客さんも多く、物産センターの市場も河岸声が響いて賑わってる。
車での移動だったので震災の被害がどれくらい残ってるのか、流れていく景色では判然としない。
道路脇にごろんと転がる漁船は当時流されたものなのか、ただ打捨てられた船なのか。

でも市場をうろうろしてて気づいたのは、福島産の魚が並んでない。
どの魚も北海道や青森、岩手、千葉などの札。いわき名産の魚、メヒカリには茨城産の札が。
全部他県の魚。

なんでも小名浜の漁業は、いまようやく週一回の試験操業にこぎつけたところで、
ほとんどの漁師は東電からの補償金で食いつないでいるとのこと。

市場の売り子さんが漁業従事者なのかどうかは不明だが、
自分の港で売る魚が、どれも他県から買ったものだというのはどういう心持ちか。
どんな気分の河岸声か。

それはそれとして海鮮丼と煮魚のセット、うまかった。
雪がとけたら山もいいし、ここいら歩き旅もしてみたい。




■ 日本人の諦観がどこから来てるかというと、
それは毎年必ずやってくる台風のせいなのだと言った人がいて、なるほどなと思う。

頑張って家建てたって吹き飛ばされちゃうんだから、頑丈なものより作りがシンプルなものを選ぶ。
石より軽くて加工しやすい木を使って、簡素なものこそ美しいという思想で、風の吹き抜けやすい設計にする。
泣いてたって家は建たないので、いやいい天気になったなーくらい言ってすぐに片付け始める。
風で吹き飛んできた知らないモノ、嵐で流れ着いた異国のモノを見よう見まねで使い、作り変え、自分たちのモノにしちゃう。

こういった、
災いにまったく動じない、
真っ向から対立する異質なものでも平気で取り込んで同化しちゃう性質って、
西洋人にとってはかなり恐怖らしい。

クトゥルフに出てくるイカ神様か、「吐きだめの悪魔」のイメージか。
得体が知れないというか。何で笑ってんだあいつら、みたいな。
だから西洋人と喧嘩になったら騒がず慌てず門戸を開けて迎え入れ、ジトーッとしてればそのうち矢吹とのタイトルマッチの時のホセ・メンドーサみたいになってあいつら勝手に自滅するんじゃないかと思う。









[ 2015/03/11 15:32 ] 地震 | TB(-) | CM(-)