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あっという間の158分

■オスカー5部門ノミネートの話題の映画『ゼロ・ダーク・サーティ』観てきました。



158分とやや長い尺だけど一瞬たりとも気が抜けず全編ほんと緊張しっぱなし。
特に後半の見せ場、アボッターバードのビンラディン邸急襲シーンはもう足が震えてくるようなぎゅぎゅっとした緊迫感でした。

出色だったのは音の作り方で、痛みがちゃんとある音というのか、例えばショッピングモールでテロリストが突然カラシニコフを乱射し、無差別に人を殺していく。その時ちゃんと弾が人の体にあたり、そこに穴をあけるだけじゃなくてそのパンチ力で肉を潰して骨を砕くような音がするんです。映画の発砲シーンで恐怖にくわえて嫌悪感までもったのは初めてかも。

音響編集賞でオスカーノミネートもされてるけど、サウンドデザインはポールN.J.オットソン。監督のキャスリン・ビグローとは「ハート・ロッカー」に続いて2度目のタッグ。「ハート・ロッカー」でもsound editとsound mixingで2つのオスカーを獲得してるんですねこの人。




■"ネプチューンズ・スピア"ってオペレーション名だったらしいけど、この殺害作戦の報道って驚くほど情報がオープンにされてて、作戦が"DEVGRU(デヴグル)"ことシールズ・チーム6によって行われたとか(幽霊ナンバーのチーム9がやったって噂もあったけど)、ステルス仕様のブラックホーク2機でパキスタンに侵入したこと、1機は墜落、鹵獲を防ぐ為に爆破したことなどなど、細かい内容がかなり早い段階からふんだんに報じられていた記憶があります。

そのオープンになっている情報だけで充分映画として構成できたらしく(もちろんかなり綿密で長期な取材はしたそうだけど)、映画のなかで何か機密とされてる特別な情報を描いたとか、秘密を暴いたとか、そんなことはないそうです。

とはいえステルス・ブラックホークが作られたのが、あの宇宙人でおなじみのエリア51だったとか、デヴグルチームの装備(四眼NVGやボディアーマー、M4やHK-MP7ほかの銃器類など)、CIA伝統の拷問方法、ビンラディン邸内でのデヴグルチームの作戦行動38分間の詳細など、驚いたり唸ったりする話ばっかりでした。

しかしデンゼル・ワシントンの「デンジャラスラン」でもあったけど、あのCIAお得意の水拷問は観てるだけでほんと苦しいなー。怖い。調べてみると"肺に水が入る=死ぬ"っていう動物の本能的恐怖感をうまく使った拷問らしく、あれをやられるとほんの数秒で脳が"死の危険あり"の猛烈なパニック信号を出すらしいですね。

そのパニック信号を何回か繰り返し出させることで、ビックリするくらいの短期間でトラウマを刻み込ませることができるんだとか。




そういうえげつない部分の描写も含め、まあ良い悪いはともかくとして"暴力を無制限に行使する"とはどういうことか、そのさまを体感できるウルトラバイオレンスな映画だったと思います。公開始まったらもっと良い環境でもう一回観たいなあ。










[ 2013/02/08 17:32 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
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