ギグしてるぜ

■ 先週末に「SHORT PEACE」と「立候補」を観てきました。



劇場ってLIVEじゃないすか、映画にとって。いや僕思うんですけど映画って劇場でかかるその時のためにすべての明るさ、色、音響が設計されてて、この段階までがまぁ練習とかリハって感じで、でいよいよ封切りで劇場でかかるんだけど、結局そのハコでどういう鳴りするか色出すかってやっぱ観客は分からないじゃないですか、本番まで、だから封切られていよいよロードショーっていうのってLIVEだなーと思うんですよ。

だからまあ「風立ちぬ」でいったら武道館・ドームクラスの大ヒットでもう一日10から12ステージくらいギグしてるってことですよね。

LIVEって演者だけじゃ成り立たなくて、客だけでも成り立たなくて、やっぱその2つの掛け合いで生まれるもんじゃないですか。いやたしかに映画館にはスクリーンしかないし、生身の俳優がそこにいるわけじゃないけど、僕やっぱり映画にも、劇場に限っていえばこの両者の関係ってあると思うんです。

池袋の文芸座のオールナイトLIVEなんかだとやっぱストリート系の段ボール・ガイなんかが1人で喋ってたりイビキかいてたりするし、それってやっぱ丸ごとその映画の空気感・イメージになってくるっていうか、その場所でしか味わえないもんなんですよね。あとはあれ、今は無き自由が丘武蔵野館で年イチ公演やってた「恐怖奇形人間」。観た人しか分からないけどクライマックスの「おかあさ〜〜〜ん!!」で客席中が爆発する感じ、"ドッ!"という大爆笑。あのグルーヴ感。あれなんか家でひとりでDVDじゃ絶対味わえないですよね、LIVEじゃないと。

新橋文化劇場なんてこれがさらに山手線の下に建てられてるってハコなんだからさらにスゴいですよ。こないだTwitterでちらっと見かけたつぶやきで「昼下がりの情事のラストの駅のシーンでちょうど上の山手線も走り出し臨場感ハンパ無かった」と。これですよ、3Dを超えた映像体験ですよまさに。

長くなったけどね、「SHORT PEACE」は新宿ピカで観たわけですよ、で「立候補」は東中野じゃないですか。シネコンからインディーズのハコっていう変化がまた面白かったってことなんですよ。「SHORT PEACE」はねやっぱ音響はかなり緻密に作り込まれてたんで、シネコンの環境で観られたのはまずまず良かったかなと。「立候補」はまた打って変わってそれこそもう客とスクリーンが作り出すグルーヴ感ですよね。もうみんなあたり構わずゲラゲラほんとに楽しそうに笑ってて。

まあ他人同士なんでね、いい思いもあればイヤな思いもあると思うんですが、それもこれも一緒くたにして悪い事すら楽しめるっていうのがLIVEの良さなんじゃないですかね。あんま劇場まで行かれない方も多いですからね、もうアレですよ、間違いないから。断然おすすめですよ。










[ 2013/08/08 19:26 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)