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俺の裡〈うち〉で鳴り止まない詩

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「難しい出歯の歯ぎしり」 ― コマ外作者コメント/第10巻「七色の具」より





稲荷町に突如やってきた、タコ焼き"さんちゃん"の杉本。
たこ焼き→関西→芸人で、明石家さんまということなのだろう。

それはさておきだが、最強機動部隊(大型トレーラー)を操る杉本はなんとあの味将軍グループ第三の刺客だった。移動タコ焼き屋はあっという間に腹を空かせた人々の心をつかみ、町中の飲食店をガラガラに空かせ店主の顔を青ざめさせた。とはいえ美味しいものに人気が集まるのは当然なので、不人気店に人が来なくなった事を陽一に慌てて陳情する商店街の連中もいかほどのもんだと思ったりもする。

まあしかしそれもさておき、コマの外に書かれた作者のコメントである。あの"サルまん"でもコマ外ラクガキと呼ばれ紹介されてた手法だ。「難しい出歯の歯ぎしり」、なるほど確かにそうかも。

80年代以降かなり流行ったこのセルフ突っ込みも2000年代を経てかなり減ってきたと言われている。読者を現実に戻してしまう、という作者の意図や、時には編集者が"この書き込みは消して下さい"と指示を出すケースもあるのだとか。

一人きり、延々と続く作業。身を削り、あげくに待っているのかもしれない批判や嘲笑、人気の凋落。そのストレス。漫画家はどこまでも孤独な仕事だ。かの名著「まんが道」においても、満才茂道(足塚茂道)は周囲の漫画家たちから何度となく「君たちは良いな、コンビで」と声をかけられている。それだけ漫画家たちは常に孤独に苛まされている。

その気も狂わんばかりの状況の中「それじゃ◯◯だっつ〜の!」「こんなヤツ◯◯だわな…」と書き込む。自らが生み出したキャラに対して。それは漫画家たちの、助けてくれという叫びにも聞こえ、読者の胸に反響する。

いまはTwitterがあって良かったなあ、と思う。案外、ネットの普及とコマ外コメントの減少は対応しているのかもしれない。







[ 2013/08/21 14:57 ] 味っ子 | TB(-) | CM(-)
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