スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

何かすっきりしない疑問

"『日本軍は妊婦の腹を切り裂き、胎児を引っ張り出したり、女性器に一升瓶がどれだけ入るか試すために女性の下腹部に一升瓶を叩き込み、砕いて殺した』というような蛮行を日本軍が行ったという歴史的事実、一次資料は存在しない。それはむしろ中国人が日本人に対して行った猟奇的大虐殺「通州事件」であり、こういった間違った歴史認識を子供たちに与える漫画は閉架にすべきだ。"





というのが松江の「はだしのゲン」閲覧制限の論点として残ってたら、いまより少し議論の行方が変わってたんじゃないかって思うんだけどどうなんでしょう??

「残ってたら」ってそもそもそこが論点だよって人も多いでしょうが、どうも話しを聞いてると「原爆や戦争の表現が過激だったからといって、それから目を背けるのは危うい行為だ」っていうのが論点としてすり替わってる気がするんですよ。

いや僕も確かに最初そう聞いたんですね、「あまりに残虐な漫画だからゲンを閉架にするんだって」と。バカな事すんなー、と。でもなんか引っかかるなーと思って記事をいくつか読んでみたら「ああなるほどスタートの論点と違うのか。ずれてきてるのか」と。


僕も調べてみて初めて知ったんだけど、「はだしのゲン」は第一部と第二部で掲載誌が違います。

原爆被害の悲惨さ・残酷さにフォーカスをあてた第一部は少年ジャンプに掲載。
ご存知の通りジャンプは読者アンケートの人気次第で、いとも簡単に打ち切りになります。
「ゲン」も2年弱で打ち切りとなり、その後は左派系市民誌『市民』、日本共産党系の論壇誌『文化評論』、日教組の機関紙『教育評論』、といった雑誌に連載されることになり、その頃の第二部「ゲン」はかなり作者の政治主張の強い漫画になっています。特に冒頭にあげた日本軍の蛮行、天皇の戦争責任、国旗・君が代に対する批判は強烈です。

つまりこの議論の論点は「誤った歴史認識」かどうか、
「個人の歴史認識・政治思想」への教育の介入の是非、って事だったワケですよねそもそもは。


歴史認識や思想には間違ったものや危険なものがあると思います。間違ってるものをあたかも正しいことのように教えるのはそれこそ危うい行為だと思います。だけど正誤に線を引くのはとても難しい。だからこそそれは多いに議論してほしいし、調べてほしいし、いろんな物証や資料をみせてほしい、と僕は思います。

議論が紛糾するような難しい案件だって多いだろうけど、でもその経緯を示すだけでも子供たちにはそれがどういった事案なのか理解できるだろうし、それだけでも議論の価値があるってもんですよね。

合ってるのか間違ってるのか。それは実際起こった事なのかどうか。僕らと同じ日本人が、もしかしたら祖父が曾祖父が過去、中国人女性の『女性器に一升瓶をぶち込んで砕いて殺した』ことがあるのかどうか、これはきっちり議論してほしいんですよ、調べてほしいんですよ。そしてその経緯をはっきり示してほしいんですよ。合ってるなら合ってる、間違ってるなら間違ってる、分からないなら分からない。何年たっても、何度でも。


でも今回のこの「ゲン」の件で、そんな議論自体がなんでかあんまり見当たらない。「私はゲンから大切な事を教わった」とか「戦争の悲惨さから目を背けるな、こういう事実こそを子供たちには教えろ」ばっかり。

どうもそういう意見に関しては、「ゲン」のこの件に限ってですが、なんか怪しい話しだなーうすら甘い話しだなーと僕は思ってしまうんです。なんかモヤモヤーとしてすっきりしないなーと思ってしまうんです。





■ 通州事件って恥ずかしながら知りませんでした。調べてみたらエグいですねこれはかなり…








[ 2013/08/26 12:55 ] 何かすっきりしない疑問 | TB(-) | CM(-)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。