Fuck Pride.

■ 頭のどこかではうすうす感づいていた。
このゆるキャラ全盛の時代にあってなおチャマゴンは全国区じゃない。

全国区じゃないどころか、もしかしたら1ミリも見たことねえって人も多いのかもしれない。
もしかしたらもしかしたら、故郷である福井県での認知度も、認めたくないが、やや怪しい。かもしれない。

でも、それでもいいと言ってきた。
別に有名になりたいわけじゃない、自分が満足いく仕事をじっくり確実にやれれば、分かってくれる人だけ分かってくれればいい。それで満足だ、そう思ってきた。

でも思うんです。
じゃあキャラってなんだよって。
キャラってパブじゃねえかって。顔を売らないパブってなんだよって。

正直に言えば、誤解を恐れずまっすぐに言えば、有名になりたい。
くまモンみたいになりたい。ふなっしーみたいに、にしこくんみたいになりたい。
でもその思いはじっと胸にしまう。たまに酔う酒の席でも言葉には出来ない。出来ないというか、凝り固まった小石のようなゴロゴロした思いがつっかえて、出てこない。

『パルプ・フィクション』冒頭でヴィング・レイムス扮する黒人ギャングがブルース・ウィリスに言う。
"お前はもうピークを過ぎた。プライドなんか捨てちまえ。"


Fuck pride. Pride only hurts, it never helps.

ファック・プライド。でもね、俺思うんです。
笑えるなって。かわいいなって、チャマゴン。
それって例えるなら色川武大先生が『怪しい来客簿』で描いた、人間の負ける瞬間、笑っちゃうような壮絶な背中、言葉。
これですよ。悲しいことと笑うことのアンビヴァレンツさ。その二律背反。その両面価値。それが私のプライド。

調子の良い時はそりゃ調子の良いこと言いますよみんな。
前も書いたけど、武道館で1万人のお客さんを前にして舞台に立ちゃ誰だって涙を流して「本当にありがとう!みんなのおかげ!」って叫んじゃうもんだって、リリー・フランキーの言葉。言い当ててると思う。

だからこそ負けた時、落ち目の時、ほんとうに格好のつかないみっともない時の言葉こそに価値があると思うんです。それこそ笑えると思うんです。

ちょっと前の話だけどエレキコミックがキンコメを「くすぶり芸人。いつまでもくすぶっててほしい。」って言ってたの、俺ホントに面白くてスカッとしたんです。エレキのやっつんが語ったパーケンのエピソードで"クリスマスの過ごし方"っていうのがあって、ちょっと汚い話なんだけど、やっつんがパーケンに「今年のクリスマスはどうしてたの?」って聞いたらパーケン即答で「(離婚して独り身の)父親が便器につけた大便を拭いて洗ってた」って。やっつん「色んなクリスマスがあるな」だって。こんな悲しくて笑える話そうそうない。

ちょっと脱線しちゃったね。
つまりはチャマゴンを紹介したくて、少しでも知ってほしくてプロフィールを書こうと思ってたんだ。
書くね。でも最後にもう一言だけ。

ゆるキャラになろうと思ってなった奴なんて1人もいない。俺はそう思うよ。




chama.jpg

■ チャマゴン
出身:福井県勝山市
身長:210cm
体重:220kg
頭周り:153cm
バスト:165cm
ウェスト:170cm
ヒップ:150cm
足のサイズ:47cm
誕生日:平成2年10月10日
性別:オス(男)
材料:ウレタン
出生地:佐々木玩具KK(名古屋)

デザインは「彦一とんち話」、「恐竜図鑑」でおなじみヒサクニヒコ先生。
何かと物議をかもす衝撃のビジュアルの数々はコチラ。




全部見るのは大変だしせめてこの一枚だけでも見て欲しい、サン・ラ&ヒズ・アーケストラ風チャマゴン。













[ 2013/09/14 19:28 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)